3.第376回日本近代語研究会(2020年度秋季発表大会)

   2020年度秋季発表大会は、盛会裡に無事終了いたしました。多数ご来
   会のみなさま、ならびに、運営のお世話を懇切にしてくださいました、日本語学会の
   担当スタッフ諸氏に、深く感謝申し上げます。


 第376回日本近代語研究会(2020年度秋季発表大会)を、下記の通りに行ないますので、
ご参加頂きたく、ご案内申し上げます。

日 時:2020年10月17日(土) 13:00〜18:00
    ※今大会は【土曜日】の開催です。

会 場:Web上(Zoomミーティング使用)

    今回は、日本語学会、日本方言研究会との共催のため、17日の大会Zoomに入るに
    は、それまでに日本語学会の参加者支払いサイトで登録して参加IDを得て、大会専
    用サイトにログインしてZoomの入口を確保するという手順になります。

    この点、ご理解、ご了承下さいますようお願いいたします。

    お早めの参加登録をおねがいします。

    参加申込み方法については、下記日本語学会のページをご確認下さい。
    https://www.jpling.gr.jp/taikai/2020b/#sanka


発表資料:クラウドを使用して配布する予定です。
     大会開催日(10月17日)の1週間程度前にURL、および、パスワードを本MLにてお
     知らせします。

===================プログラム===================
○12:50 Zoomミーティング開場
○13:00 開  会

<発表> 発表30分、質疑応答20分 (入れ替え10分)

(1)13:05~13:55
   ビジネス文書における依頼表現に関わる陳述副詞
        ―「どうか」「どうぞ」「なにとぞ」を中心に―
                             朱 大江(國學院大学大学院生)

(2)14:05~14:55
   企業広報誌における副詞の使用実態
                             呉 雨(國學院大学大学院生)

            <以上、司会 明治大学 小野正弘>

<休憩 14:55〜15:10>

<発表>
(3)15:10~16:00
   近代翻訳小説における無情物主語構文の訳出
        ―他動詞文について―
                             仲村 怜(明治大学大学院生)

(4)16:10~17:00
   明治期大正期中国語教科書における可能表現
                             常 衛邦(岡山大学大学院生)

(5)17:10~18:00
   日本人母語話者の条件表現バ、タラ、ナラの使用傾向
       ―I-JASを資料として―
                           奈良夕里枝(フェリス女学院大学)

             <以上、司会 上智大学 服部隆>

○閉会の辞、及び諸連絡

※発表大会終了後に、懇親会を行ないます。
 懇親会については、後日改めてご連絡いたします。

=================================================
〔発表概要一覧〕
(1)
商用文書では、その性質上、依頼表現がよく使われる。依頼表現と共起する副
詞は多いが、本稿ではそのなかで「どうか」「どうぞ」「なにとぞ」を研究対象とする。
副詞「どうか」「どうぞ」は意味が非常に豊富で、学習者にとって習得の難点にな
っている。本稿では「依頼・願望」表現を修飾する「どうか」「どうぞ」を研究対象とす
る。「なにとぞ」は硬い文書語で、日常会話ではあまり使用されないが、ビジネス
文書では多用されると考えられる。日本語就職したい留学生の「どうか」「どうぞ」
「なにとぞ」の習得に役立つため、三つの副詞がビジネス文書における使用実態
と各副詞の特徴を明らかにすることを目的とする。

(2)
企業広報誌は企業活動を行う際に定期的に刊行される書物であり、企業文化、
経営内容など、企業のさまざまな情報を伝達する機能を持ち、ビジネスコミュニ
ケーションの役割を果たす有効なビジネス日本語の言語資料である。本発表は
、ビジネス日本語の研究の試みとして、企業広報誌を資料とし、副詞の使用実
態を調査する。他の分野に使用される副詞と比較し、企業広報誌における副詞
の特徴を明らかにする。

(3)
本発表では、無情物名詞を主語にとる他動詞文について、近代の翻訳小説中
の訳出例をもとに分析する。このタイプの文は、西洋語の翻訳の影響を受け日
本語に取り入れられたとされるが、特にどのようなタイプの名詞・動詞の共起が
みられるのかといった詳細については依然不明な点が多い。そこで、実際の対
訳データからの対照分析が必要であると考え、両言語の事態認知に着目し、ア
クション・チェーンモデルを用いた記述を試みる。

(4)
明治期大正期における中国語教科書を日本語資料として扱い、可能表現につ
いて考察する。日本人の中国語学習者向けの初級教科書:宮島大八『官話急
就篇』(明治37年)がある。この本は、中国語文だけが書かれる。訳本は、杉本
吉五郎 『官話急就篇総譯』 (大正5年)、大橋末彦『官話急就篇詳譯』(大正6年)
と 打田重治郎『急就篇を基礎とせる支那語独習』(大正13年)がある。これらの
訳本から可能表現の用例を収集し、形式で分けて意味用法を分析する。

(5)
I-JAS には50人の日本語母語話者の会話データが収録されている。日本語学
習者の会話が今までにない膨大なコーパスであり、そちらに注目が集まっては
いるが、日本語母語話者のデータも貴重なものである。本稿ではその点に注目し、
I-JAS 人の日本語母語話者の会話データに現れる条件表現バ、タラ、ナラにつ
いて意味用法について分析し、会話における使用傾向を明示化することを目的
とする。

      問い合わせメールアドレス:kindaigoken@gmail.com

2.第376回日本近代語研究会(2020年度秋季大会)プレイベント

来る2020年10月17日(土)に、第376回日本近代語研究会(2020年度秋季大会)が開催されます。
これは、日本語学会、日本方言研究会との共催で、すべてオンラインでの開催となります。

これに先立ちまして、下記のように、オンライン研究会の方法を体験できるよう、プレイベントを開
催します。これも、日本語学会、日本方言研究会との合同企画となります。

             記
           
 日 時:2020年9月27日(日)14:30~17:00
 
     14:30~、15:30~、16:30~ の3回、1回30分で開催されます。日本語学会、日本方言
     研究会のプログラムも同時進行していますので、ご都合の良い時間帯にアクセスをお願
     いします(すべて、同じ企画です)。
     
 会 場:Web上(Zoomミーティング使用)
 
     会場へは、Zoomアプリから、次の
        ミーティングID: 815 6125 2068
        パスコード: 740025

     を入力の上、ご参加下さい。

     なお、入室時は、画面左下に表示されている「ミュート」をON、「ビデオの停止」をONにし
     ておいてください。

 企 画:1.日本近代語研究会の紹介
      2.秋季発表大会の手順説明
      3.質疑応答
     
     詳細内訳
       14:30-15:00
        ①日本近代語研究会の紹介
        ②秋季発表大会の手順説明
        ③質疑応答
        担 当:①橋本行洋 ②八木下孝雄
        司 会:遠藤佳那子
        ホスト:小野正弘

       15:30-16:00
        ①日本近代語研究会の紹介
        ②秋季発表大会の手順説明
        ③質疑応答
        担 当:①橋本行洋 ②八木下孝雄
        司 会:小野正弘
        ホスト:遠藤佳那子

       16:30-1700
        ①日本近代語研究会の紹介
        ②秋季発表大会の手順説明
        ③質疑応答
        担 当:①橋本行洋 ②八木下孝雄
        司 会:服部隆
        ホスト:小野正弘

     次の日本語学会のHPに全体プログラムが掲載されています。
     
https://www.jpling.gr.jp/wp-content/uploads/2020/09/2020b_pre-event.pdf 
    
みなさまのふるってのご参加をお待ちしております。

  プレイベントは、盛会裡に、無事終了しました。ありがとうございました。


1.『論究日本近代語』について

日本近代語研究会は、『論究日本近代語』を定期刊行物とする計画を立てております。
具体的には、2年に1冊のペースで刊行する予定です。そのためには、執筆者数の事前把握が欠かせません。
つきましては、以下の概要に基づき、執筆エントリーを行なって下さいますよう、お願いいたします。

 書  名:『論究日本近代語 第2集』
 刊行年月:2022年3月
 執筆締切:2021年5月末日
 分  量:400字詰原稿用紙換算で、30~40枚程度
 内  容:室町時代以降の日本語を中心とする内容であれば自由
 査  読:日本近代語研究会編集委員会による査読を行ないます
 資  格:日本近代語研究会会員であること(この機会に、会員になるということで構いません)

 エントリーは2020年9月末にて締めきられました。多数のご応募、ありがとうございます。

      下記フォームにアクセスしてご記入ください
       https://ws.formzu.net/dist/S52004653/

問い合せ先:kindaigokengmail.com